平均生後5ヵ月、6ヵ月から始めますが、早い場合は4ヵ月目から遅い時期では7ヵ月から始める場合があったりと個人差があるので時期はあくまでも目安です。
離乳食初期の量とスケジュールの目安を紹介するので、自分のお子様にあった離乳食の進め方にする参考になる情報を紹介します。
赤ちゃんに取っての離乳食の意味
これからどんどん成長していく赤ちゃん。最初の頃に比べてより多くの栄養素を必要となります。成長するにつれて母乳やミルクの栄養素が足りなくなるので、食物から栄養素を取るために移行する期間が離乳食です。
あくまで移行期間なので、食事は楽しいと思わせる事が大事です。
離乳食初期の目的
母乳やミルクを離れていくための食事で、離乳食初期は「飲む」から食べ物を「飲み込む」練習をする期間となります。
練習なのであせらずに徐々に量を増やし、少しずつ固さの固いものへと挑戦していくのが目安です。継続して進めて行くことが大事なので、離乳食は楽しいと思ってもらえるようママとパパは大げさにほめてあげましょう
離乳食を進める目安となるチェックリスト
しばらくの間で座る事ができ、授乳や生活リズムがしっかりしていて、離乳食に興味を持ち、唾液の量が増え、スプーンを嫌がらないようであれば離乳食をスタートしてみると良いでしょう。
事前にママとパパがご飯を食べている姿を見せ、大げさに美味しそうに食べる事で赤ちゃんは興味が沸きます。私の子供は、夫婦でご飯を食べている姿を見て、笑顔になってくれたので離乳食初期をスタートさせるタイミングだと判断しました。
座れなくても片手で抱っこをしながら離乳食を与えても大丈夫です。抱っこしながらだと離乳食を与える人の服が汚れる場合があるので、汚れても良い服装で離乳食を与えましょう。
離乳食初期は朝からスタート
母乳やミルクの時にも起きる機嫌が悪いとお腹を空かせていても飲まない子がいます。離乳食も同じように機嫌が良い時に与える必要があります。
母乳やミルクと違い、新しい事に挑戦するので、赤ちゃんは離乳食を食べてくれないといった事が起きます。
下痢をしたり、いつもと違う変化があればすぐにでも小児科に行きましょう。小児科に行きやすい時間と機嫌が良い「朝」に離乳食を進めることになります。
離乳食開始1ヵ月目のスケジュール
離乳食初期のスケジュールは、普段の生活の中に離乳食を午前中にスタートさせるだけです。
離乳食を与える時間は、午前10時から11時までの間にするようにしていました。
離乳食1ヵ月目と授乳のスケジュール
- 午前7時…授乳①
- 午前10時…離乳食①+授乳②
- 午後 2時…授乳③
- 午後 5時…授乳④
- 午後 8時…授乳⑤と就寝
- 深夜…夜泣きをしないので適当な時間で起こして飲ませる
時間は私の離乳食のスケジュールです。子供1人1人に生活のリズムがあるので、リズムを通じて離乳食を午前中に与えるようにしてみましょう。
離乳食1ヵ月目の進め方
- 1日1品1さじから徐々に量を増やす
- 果物とトマト以外は必ず電子レンジなどで加熱する
- 10倍おかゆからスタートし、2週目から野菜と果物をスタート
1日1品1さじはアレルギーがあるかどうかの確認のためでもあります。アレルギー反応が出ると下痢、発疹などを引き起こすので無理せず進めていきましょう。
離乳食を与える環境として、よだれかけは、できる限り短いものにする方が良いでしょう。エプロンが長いと口持ちに持っていき、集中しない場合があります。
10倍がゆの作り方
離乳食初期のスタートする食べ物は10倍がゆです。米と水の割合を米1:水10でおかゆを作ります。最初は丁寧にすり潰すまたは裏ごしでサラサラの状態からスタートです。
1、2日目は1さじから徐々に量を増やしていきます。
10倍がゆを簡単に作る方法は2つあります。
1.炊飯器で食べるお米と10倍がゆを両方作る
家事に子育てとなると時間はいくらあっても足りません。効率よくご飯を作るために、炊飯器でママとパパが食べるお米と赤ちゃんが食べる10倍がゆを両方を作るのが効率的です。
作り方は簡単で、 自分達の食べるコメの量を普通に洗い炊飯器にセットします。
お米大さじ1に対して水を125~150mlを10倍粥用のために使う容器や湯飲みを炊飯器の真ん中に入れて炊きます。10倍がゆが炊き上がったらしっかり裏ごしをしてあげましょう。
2.電子レンジで10倍がゆ
まずは、普通に大人用のご飯を炊きます。炊き上がったお米を50gに水200mlを耐熱容器に入れます。
蓋をせずに電子レンジで加熱します。目安は、500wで約10分ほど加熱します。
レンジから取り出し、蓋をして5分から10分ほど蒸らしてから、裏ごしをして完成です。
離乳食初期の量の増やし方
最初は10倍がゆを1さじで、次の日に2さじするか1さじするかに挑戦し、徐々に増やしていきます。我が家では5さじ食べれるようになると次にメニューを一つ野菜を増やしました。早くいろいろな物を食べさせたいというので焦ってしまい、赤ちゃんは機嫌を損ねるので、何度も泣きそうになりました。
ある程度で離乳食に慣れてくると、うどんや野菜をチェンジしていろいろなものを食べさていきます。
食べる量には個人差があるので、次に書かれている「離乳食1ヵ月目の献立カレンダー」を目安にして、自分の子供に合った離乳食を進めて下さい。
離乳食初期1ヵ月目の献立目安カレンダー
1日1回の離乳食は慣れさせることから始めます。離乳食1ヵ月目の目標は食材の味と食感に慣れ、ゴックンと飲み込こむ事を覚えてもらいます。献立は自分の子供用に作ったメニューなので目安として参考にしてください。
1日目 | 炭水化物 | ・10倍がゆ(小さじ1) |
2日目 | 炭水化物 | ・10倍がゆ(小さじ1) |
3日目 | 炭水化物 | ・10倍がゆ(小さじ2) |
4日目 | 炭水化物 | ・10倍がゆ(小さじ2) |
5日目 | 炭水化物 | ・10倍がゆ(小さじ3) |
6日目 | 炭水化物 | ・10倍がゆ(小さじ3) |
7日目 | 炭水化物 | ・10倍がゆ(小さじ3) |
8日目 | 炭水化物・ビタミン | ・10倍がゆ(小さじ3) ・にんじん(小さじ1) |
9日目 | 炭水化物・ビタミン | ・10倍がゆ(小さじ3) ・にんじん(小さじ1) |
10日目 | 炭水化物・ビタミン | ・10倍がゆ(小さじ4) ・ほうれん草(小さじ1) |
11日目 | 炭水化物・ビタミン | ・10倍がゆ(小さじ5) ・ほうれん草(小さじ1) |
12日目 | 炭水化物・ビタミン | ・うどん(小さじより少なめ) ※食物アレルギーを起こす可能性がるので最初は少量 ・ほうれん草(小さじ1) |
13日目 | 炭水化物・ビタミン | ・うどん(小さじ2) ※食物アレルギーの心配がなければ量を増やす ・にんじん(小さじ1) |
14日目 | 炭水化物・ビタミン | ・うどん(小さじ3) ・かぼちゃ(小さじ1) |
15日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ(小さじ3) ・かぼちゃ(小さじ2) ・豆腐(小さじ1) |
16日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ(小さじ3) ・かぼちゃ(小さじ2) ・豆腐(小さじ1) |
17日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ(小さじ3) ・にんじん(小さじ2) ・白身魚(小さじ1) |
18日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ(小さじ3) ・にんじん(小さじ2) ・白身魚(小さじ1) |
19日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ(小さじ3) ・ほうれん草(小さじ2) ・しらす干し(小さじ1) |
20日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ(小さじ3) ・ほうれん草(小さじ2) ・しらす干し(小さじ1) |
21日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ(小さじ3) ・かぼちゃ(小さじ2) ・豆腐(小さじ2) |
22日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ+ほうれん草のブレンド(小さじ5) ・豆腐(小さじ1) |
23日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ+かぼちゃのブレンド(小さじ5) ・豆腐(小さじ1) |
24日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ+にんじんのブレンド(小さじ5) ・豆腐(小さじ1) |
25日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・うどん(小さじ4) ・ほうれん草(小さじ2) ・しらす干し(小さじ1) |
26日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・うどん+かぼちゃのブレンド(小さじ5) ・白身魚(小さじ1) |
27日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・うどん+にんじん(小さじ4) ・かぼちゃ(小さじ4) |
28日目 | 炭水化物・ビタミン ・タンパク質 | ・10倍がゆ+しらす干しのブレンド(小さじ4) ・かぼちゃ(小さじ4) |
離乳食初期から半月ほどたったときに白身魚に挑戦すると、我が子は吐き出しました。白身魚は裏ごしが難しいのでとろみを作る事で食べやすくなり、しっかり食べてもらえるようになりました。
離乳食初期の2回食 に進めるチェックリスト
4つの項目がある程度できていれば、進めやすいのと離乳食をスタートしてから2か月を過ぎた時に一度試してみると良いでしょう。
離乳食初期の2回食スケジュール
離乳食を食べ始めてから1ヵ月が経ち始めると赤ちゃんは「飲み込む」という事が上達しています。私の子は、離乳食開始1カ月後にスタートはせず、のんびりしていると今までになかった夜泣きが出てきました。空腹で泣いていると判断して、急きょ離乳食を2回にすると夜泣きは収まりました。
離乳食2回と授乳のスケジュール
- 午前7時…授乳
- 午前10時…離乳食①
- 午後 2時…授乳
- 午後 5時以降…離乳食②
- 午後 8時…授乳と就寝
- 深夜…夜泣き後にミルクか母乳を飲ませる
離乳食初期の2回の進め方
- 午前午後に分けて1日2回に挑戦
- 初めての食材は1さじからスタート
- たんぱく質を含む豆腐や白身魚をスタート
離乳食1ヵ月が経ち成長した赤ちゃん。次に挑戦するのが1日2回の離乳食。少しずつ食べて貰う食材が増えていきます。初めての食材は小さじ1杯ずつ挑戦して慣れさせていきます。
最初は2回食の量が少ないかもしれませんが、徐々に量は増えていきます。
嫌いな食べ物を食べてもらう工夫
初めての食材を食べてくれなかったり、すぐに吐き出したりします。この時期の赤ちゃんは触感で嫌いものが多く、食べてもらうのに一苦労。
栄養的に好き嫌いのない子に成長してもらいたいのでつい無理して食べさせようとしてしまいがちです。子供のためと思い、無理やり食べさせようとして機嫌が悪くなりすぎて母乳やミルクも飲まなくなりショックを受けてしまいます。親の都合や思いを押し付けず、赤ちゃんの機嫌を優先に焦る気持ちを抑えましょう。
比較的食べてくれた食材に嫌いな食材を混ぜたりすれば、すんなり食べてくれる場合が多いです。食べてくれない赤ちゃんのためには、食べてくる物に混ぜたりと組み合わせて食べてもらうように工夫する事が可能です。
栄養バランスのために嫌いな物を食べてもらいたいというママの優しい気持ちがありますが、食べられる食材を増やしていく方に注力してください。
離乳食開始2ヵ月目の献立メニューについて
離乳食開始2ヵ月目になると個人差が出てくるので、どのぐらいの量を与えるかが難しいところです。私の時は、小さじ9を平均にし、食べてくれるなら小さじ12まで挑戦という目標を決めていましたが、数値目標があるとかえって自分の負担になってしまいました。食べてくれる範囲に赤ちゃん目線で判断してあげましょう。
離乳食1ヵ月目に比べて、野菜類をトマトや白菜などを追加したり、タンパク質のためにヨーグルトに挑戦したりといろいろ与える事に挑戦していました。
離乳食を作る時間を確保できない時は、キューピーのベビーフードを与えていました。ドラックストアにも売っているので、離乳食を作れないときはベビーフードを食べさせてあげるのも一つの手です。
ベビーフードの注意点
ベビーフードの注意点は、味が濃いものがあります。味が濃いものは大人だって美味しいです。赤ちゃんはまだまだ我慢する事ができないので、濃い物ばかりしか食べないようになります。
そうなると、赤ちゃんは濃い食べ物しか食べなくなり、離乳食を進めるには味の濃い食べ物しか受け付けないようになります。赤ちゃんにベビーフードを与える時は、まずはママとパパが味見をしてから与えるようにしてください。
離乳食初期の進め方と量についてまとめ
最初の離乳食は慎重になり、徐々に与えるという事を理解していてもなかなか実行できません。離乳食を中々食べてくれないと成長が遅くなると思い、つい焦りがちです。情報として載せている量はあくまで目安で、進める量を参考にしてもらい、自分の子供に合った進め方をしてください。
離乳食は余裕を持って、じっくりに進めることが大事です。どんな子でも成長すれば離乳食は終わり、ママとパパと同じ食べ物を食べます。じっくり進めていくのと他人の子供と比べて、離乳食の早い遅いより、しっかり自分の子供を見てあげてください。少しでも離乳食初期の参考になれば、幸いです。
離乳食が始まると消化を助けるためにヨダレの量が増えていきます。この時期からヨダレかけを多く使う事になるのでしっかり準備しておきましょう。
スタイ(ヨダレかけ)の中でおしゃれで可愛いアイテムを取り揃えているマールマールがお勧めです。
離乳食用に長いスタイ(ヨダレかけ)だと手で持ち上げてなめてしまい、離乳食に集中できませんでした。マールマールのスタイは、短くおしゃなので、実用的かつ我が子を可愛くする一品になります。
離乳食を食べさせる時に動画や写真を必ずを撮って上げましょう。10年、20年後に見る事で、人生の活力になること間違いなしです。可愛いヨダレかけに勢いよく離乳食を食べる我が子を思い出にするために、離乳食を楽しましょう。